2004年11月26日

ものさし

 日本から一歩飛び出してみると、自分の手が「ものさし」を
握っているのだと気付く。この「ものさし」は国や環境で培って
きた習慣や文化の目盛りが刻まれ、目の前にいる外国人に
向かってそのものさしをかざし、比べてみるのだ。

 目盛りのズレに気付くとどうやら不愉快な気分になるらしい。
例えば初めて中国で中華料理を食べる。その時、おいしいと
いう目盛りがピタリと合う人もいれば、脂っこいと目盛りが
ずれて日本料理やに駆け込む人もいる。しかし、その生活に
なれると自分の「ものさし」はたくさん目盛りを刻んでいく。

 自分が育ったところを離れると、生まれたときから握っていた
はずの「ものさし」をじっくり眺めてみたくなる。眺めた後、不満に
思っていた場所も異様に良く見える。ありがたいと思う。

 これから中国で手術を受けられる患者さんはもちろんのこと、
付き添いで来られる家族の方、留学やビジネスでいらっしゃる方、
恐らく全員がこの”ズレ”に動揺し、感動することだと思います。
今日はそんな皆様に一つ、この”目盛りのズレ”に対応する方法
を教えておきたいと思います。

 まず鏡の前で自分の顔を覗き、目をつぶります。それから口の端
をキュっと上げ、ゆっくり目を開きます。目盛りのズレに困惑すること
があったら、思い出してください。笑顔の目盛りはどうやら世界共通
らしいので。

Posted by xiahoo at 2004年11月26日 07:58
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