今日は『デブリー』こと李先生の紹介をします。
李先生はあだ名からも分かるとおり、栄養状態のいい?先生です。
とっても冗談の好きな先生で、
先日病院に電話した際、李先生が電話に出られたのですが、
「日本人通訳ですが、どちらの先生ですか?」
「警察のものだ。何の用だ?何の調査だ?」
とこんな感じです。
また日本語の真似をされているのか、
私の顔を見るたびに、「おーーーー」と言われます。
別に「おーーーー」と言っているつもりはないのですが、
なぜだか「おーーー」なのです。
それを聞いている黄先生まで今日は「おーーー」と言われました。
これも李先生の影響です。
っとこんなおちゃめな李先生ですが、
仕事はとても熱心で術後の患者さんに
「ベッドから車椅子に移動しなさい」と言うので
『悪魔』と恐れられてもいます。(もちろん患者さんのためですよ)
英語を流暢に話されるため、英語圏の患者さんからもとても信頼されています。
とっても優しい明るい李先生の『デブリー』というあだ名は
以前の患者さんが付けられたものですが、
これだけは絶対に先生には言えません、、、。
以前ご質問を受けた移植する細胞の提供してくださる母体の検査項目について
黄先生に聞きに行きました。
母体の検査項目は以下の通りです。
1.A型肝炎
2.B型肝炎
3.肝炎ウィルス(陽性、陰性)
4.梅毒検査
5.エイズ検査
また遺伝する可能性のある疾患については口頭で質問するそうです。
先生は以前よりなぜこんなに詳しいことが知りたいのですか?
と不思議な顔をされます。
私たち中国の医師が安全であると言っているものを信用できないのであれば、
それはもう何も言っても無駄ではないのですか?
こう言われてしまうと、何も言えなくなってしまいます。
アメリカをはじめ他の国々の患者さんやメディアはそんなことは聞かれないそうです。
しかし日本の方々の知りたい情報を聞くのが私たちの仕事です。
何か知りたいことがありましたら、センターまでメールで送って下さい。
またはここにコメントを残してください。
できる限りご質問に答えていきます。
先日この日誌の中で、私たちが辛い思いをしたという内容を書きました。
そしてまた大勢の方から暖かい励ましをいただきました。
今日うちのセンター長からのメールで知ったのですが、
日本せきずい基金の理事長からセンター長に連絡があり、
いろいろと基金の発言がこちらのセンターに迷惑をかけてしまい申し訳ない、
理事長自身このOEGに心から期待しているという基金の基本姿勢を
話して下さったそうです。
これに私たちスタッフは、、、正直とても驚きました。
せきずい基金の方々は当センターのことを
あまりよく思っていないような感じがしていたからです。
私たちはまだまだ未熟で、医学的な専門知識はほとんどありません。
そのため何が問題として扱われるべきなのかわかりません。
でも脊髄損傷の患者さんのために、
問題を一つ一つ明らかにしていきたいと思っています。
せきずい基金の様な有識者の方から
色々な意見をいただくことはとても参考になり、勉強になります。
これからも色々な方々からのご意見ご質問など
どんどん黄先生に質問していきたいと思っています。
前回病院の職員のソンさんを紹介したので、
今日はコウ婦長を紹介します。
コウ婦長は普通の婦長のイメージとは違い、
見た目にも、またその本人もとっても優しい方です。
(普通の婦長さんももちろん優しいですが)
いつも高い細い声で、「ニィハオ~」と優しく声をかけてくださいます。
どの患者さんに対してもまるで家族のように接してくださるので、
コウ婦長を見て怖がる患者さんは一人もいません。もちろん看護婦さんも。
コウ婦長の苦手なものは、、、「コンピューター」で、
よく事務室で四苦八苦されています。
今、神経外二科でもっとも必要な三人は、
「黄先生」「ソンさん(前回紹介した)」「コウ婦長」と言われています。
本当にコウ婦長の写真を撮ってみなさんにお見せしたいぐらい優しい方です。
(恥ずかしがりやな方なので、嫌がると思いますが、、、)
いずれ機会があれば、写真も紹介したいと思います。ソンさんの写真も。
また色々なエピソードを紹介していきますね。
雨がふり、霧も出て灰色の空が広がる北京でした。
今日は2003年の9月に手術を受けられたという、アメリカ国籍の患者さん≪男性、26歳≫の術後の回復経過を簡単にご紹介します。
c5/6の損傷(手首を少し動かせるくらい)
2001年4月13日のバイク事故後ASIAに比較検査したときはAレベル
2003年9月28日 OEG細胞移植手術をうける
9月29日 足と足首から下が暖かくなり汗をかき始める。
9月30日 次の日には指先すべてに感覚が出始める。いくつかの部分は正常に近い感覚。術後2日目に看護婦がIVラインを左つま先から右つま先に付け替えたとき、彼らがどこにIVラインを置き換えたのか感じることができた。置き換える際にわずかながら痛みを感じた。
10月3日 *機能作用
C5 正常(二の腕の三頭筋力あり)
C6 わずかに手首の伸筋反応あり(両手首各レベル2)
C7 反応なし
指は動かない。はさんだり、握ったりは出来ない。
*感覚
C4 正常に感じる(normal)
C5 正常ではないが触られていることは分かる(abnormal)
C6 正常ではないが触られていることは分かる(abnormal)
C7 感じない(nothing)
親指の外側に微妙な感覚があるだけで、手には全く感覚がない。
10月8日 術後10日目、術後何日間か続いた大きな進展は見られない。
10月16日 術前の右手首は僅かしか動かすことが出来なかったが、現在の私の手は十分とはいえないまでも筋力があり、現時点では無理だが、私は今後両手で物を挟んだり、握ったりできるようになるような気がする。
10月20日 術後のビデオ撮影。
撮影の時には出来なかったが、ボトルを片手から別の手へ、ボトルを持ちかえることが出来る、持ち上げて口をつけることも出来る。腕を支えにベッドの端にバランスを取りながら座ることが出来る。
以上が、この患者さんの北京で入院から帰国までの回復状況です。
この患者さんの回復に関してはあまりにも効果が早く出すぎたため、先生たちも説明出来ない、とご本人に対しておっしゃっていたそうです。
このような術後の回復には、個人差が激しく、すべての患者さんに対しこのような回復が現れることは無い、と黄先生は常日頃からおっしゃられています。
でも、やはり沢山の患者さんの中で、このようにすばらしい回復をなさっている患者さんもいらっしゃるというのは、紛れもない事実です。
OEG移植手術を受けず、リハビリですばらしい回復をなさった患者さんも、中にはいらっしゃると思います。
このように、すばらしい回復をなさっている患者さんの情報をご紹介することにより、日本にいる多くの患者さんに少しでも未来に対する希望を持って頂けたら、とても幸いに思います。
今日は患者さんが3名増えて、11名となりました。
このようにOEG移植手術のために中国にいらしている外国籍の患者さんの帰国後については私たちも、とても気になるところです。
日本と同じようにアメリカにも脊髄損傷患者さんのためのサイトや掲示板があり、そこに患者さんご本人やご家族のかきこみなどがたくさんあります。
もちろん英語のサイトになりますが、無料自動翻訳サイトもあわせてご紹介しますので、
ご興味のある方はご覧になってください。
Care Cure Community ( http://carecure.atinfopop.com/ )
エキサイト翻訳 ( http://excite.co.jp/world/english/web/ )
今日、黄先生からご紹介いただいた、手術を受けられ帰国したアメリカの患者さんです。
Slattery(2004年7月手術)
Jake(2004年7月手術)
Handibob(2003年9月手術)
* 上記は書き込み用の名前です。
この三人の患者さんに関する情報が良く書き込まれているそうです。
私たちも少し覗いてみましたが、OEGやリハビリの情報などがたくさん書かれていて、医師による書き込みもありすばらしいサイトです。
これからは時間を見つけて、この掲示板やサイトにあるすばらしい記事や書き込みなどは、出来るだけ翻訳をして皆さんにお伝えできるようにがんばります。
早朝は上着が一枚ないと肌寒いほど涼しい日が続いている北京です。
この間までのうなるような暑さがうそのようです。
北京は比較的天気が変わりやすく、空気も乾燥しているので、このように急に肌寒くなると体調を崩しやすく、体調管理が大変です。
スーパーでは旧暦8月15日の中秋節に向けた贈答品の月餅(げっぺい)を見かけるようになりました。中秋節は日本で言うお月見でしょうか。
学生時代は、校内にある中国風庭園で月明かりの下沢山のろうそくを燈し、語り合っている学生らを良く見かけました。なかなか幻想的で美しい風景でした。
この中秋節が終わると、‘あっ’という間に長くて寒い冬になります。
どれくらい寒いかというと、朝風呂に入りそのまま乾かさずに外出すると5分以内に髪の毛がカチカチに凍ってしまうくらい、でしょうか…。
現在、日本人の患者さんはいらっしゃらないので、病棟には合計8人の外国籍患者さんが入院されています。内訳は、アメリカ国籍患者6名、ギリシア国籍患者2名 となっています。病理的内訳は ALS患者7名、脊髄損傷患者1名 です。
今日は手術も行われず、のんびりとした一日でした。
黄先生は明日中国国籍の患者さんの手術の予定です。
私達スタッフは、この患者さんがいらっしゃらない間の時間を利用して、今後にさらに詳しい情報を皆さんにお伝えできるように、情報収集に全力を尽くしています。
この日誌をお読みになられて、何か他に知りたいこと、疑問に思ったことなどありましたら、些細なことでもかまいませんので、どしどしコメントの書き込みをお願いします。
今日は以前この手術を受けられた患者さんのリハビリセンターへ
最近の様子をうかがいに行って来ました。
この方は術後から今まで毎日最低でも5時間リハビリをされているそうです。
その方が言われるには、、、
「もしリハビリするなと言われたら、何をすればいいのかわかんないよ、、」
本当に頭が下がります。
。。。。とこの方のことを今から書きたいところですが、
センターで近々メールマガジンを発行することになったので、
詳しくは創刊号のメールマガジンをご覧下さい。
すみません、、、申し訳ないのでメルマガに書かない情報を一つ。
この方の傷口を見せてもらったのですが、長さが20センチほどありました。
もちろん今は手術方法が改良され、傷口は小さくなっています。
この方は手術後2,3日は相当痛かったそうです。 この傷口を見て納得です。
この長さで、ガーゼの厚みで、昔の硬いベッドで、、、
手術方法が改良され、傷口が小さくなり本当によかったです。
追伸: 昨日のウェブログを見た方々から励ましのコメント、メールいただきました。
このような交流ができるのも、この仕事のおかげです。
たくさんの素晴らしい方と出会うことができて、本当に嬉しく思っています。
またまた昨日と同じ言葉ですが、 「本当にありがとうございます」
今日は病院のソンさんを紹介したいと思います。
彼女は病院の雑用を何でもやってくれます。病院の先生からも看護婦さんからも
もちろん患者さんからも信頼されていて、
病棟はいつも「ソンさーーん」と彼女を呼ぶ声が聞こえます。
彼女は介護の経験も豊富なため、
センターも以前何度か夜間の患者さんの付き添いを頼んだことがあるのですが、
その時も色々助けてくれました。
昨日もアメリカ人の方からソンさんに夜付き添いをお願いしたいとの要望があり、
お願いすることになりました。
彼女はもちろん英語も日本語も話せません。ただとても患者さんに人気があるのです。
それは彼女の至れり尽くせりの介護と、明るい笑顔のせいだと思います。
先日までみえた患者さんは
「かあさん」と呼んで彼女の笑顔を見るのを楽しみにされてました。
ソンさんの笑顔に私たちも何度も助けられています。
やはり笑顔は大切だと思います。
笑顔つながりで、ひとつ、、、。
バッチアダムスという方を御存知ですか?
何冊か本も出版されており、映画にもなっているので御存知の方も多いと思います。
私は病院で何かつらいことがあると、彼の本を読みます。
そのバッチ先生が日本の神戸でフォーラムを開かれるとのこと。
興味のある方は見てみてください。
前回の報道により8月の患者さんがキャンセルされたため、
今は日本人の患者さんはいません。 日本人の患者さんはいませんが、
アメリカからたくさんの患者さんがみえています。
明日も2名の患者さんの手術があるそうです。
今アメリカ人の患者さん(ALS)で奥様が日本人という御夫妻がいらしているのですが、
術後旦那様の様態が思わしくなく、発熱されているそうです。
今日その方と少しお話しする機会があったのですが、
やはり言葉の面で大変苦労されているとのことでした。
その方はずっとアメリカで暮らされているとのことで、
英語はもちろんペラペラです。先生方も英語が話せますが、
時々聞いていることと返ってくる答えが若干違っていたり、
言われている意味がよくわからなかったりすることがあるそうです。
調子がいい時は良いのですが、様態が悪くなってきて、
より詳しいことを知りたいときなどはとても困るそうです。
今日少し先生とその方の間に入り通訳をしたのですが、
今まではっきりわからなかったことがわかり少し安心されたようです。
言葉というものはとても大切なんだなぁと思いました。
私たちはいち通訳ですが、先生方と接するときは患者さんの家族になったつもりで
どんどんつっこんだ話も聞いています。
(そのため先生方にいやな顔をされることがよくありますが)
でも先生方は中国のことしかわかりません。中国人の患者さんに接されるように
外国人の方にも接されます。ただそこには言葉の壁があり、
言葉が足りなくなってしまうこともよくあります。
そこらへんを埋めていくのも私達の仕事だと思っています。
今日は一日中ウェブログ研究です。 今日は手術もありませんでした。
終戦記念日の昨日、閣僚の靖国参拝が行われたため、
中国の新聞では大きくとりあげられています。
中国にいて思うのですが、戦争の傷跡というのは思っているより深いものです。
あまりアジア諸国の怒りを逆撫でしないで欲しいと思うのは外国に住む私達だけでしょうか。
いずれにしても一日も早く平和な世の中になりますように。
今日は内容が脊髄損傷とずれてしまいました。すみません。
先日から黄先生のところへアメリカからの問い合わせメールが殺到している
というのは昨日書きました。
どうやらそのCBSニュースの内容が
日本ではインターネットで見ることができるらしいのです。
中国ではなぜ?だか見られません。
日本の方々に見ていただきたいので、検索の仕方を書きます。
google の検索を使って、「CBS Huang Hongyun news 」と入力してみてください。
7月27日の夜のニュースで放送されたようです。
多分アドレスは以下の通りになっていると思います。
www.cbsnews.com/stories/2004/ 07/27/eveningnews/main632196.shtml -
これを見られた方からの投稿などで、アメリカの CareCureCommunity にもOEG移植手術に
ついてのたくさんの書き込みが見られます。
http://carecure.atinfopop.com/4/OpenTopic?a=tpc&f=3854088921&m=714104902
以上のアドレスのところにワイズ博士の見解が載っています。
英語が苦手な方はExciteやInfoseekのマルチ翻訳を使われるのが便利だと思います。
http://www.infoseek.co.jp/Honyaku?pg=honyaku_top.html (infoseekマルチ翻訳)
http://www.excite.co.jp/world/english/ (Excite翻訳)
興味のある方は是非ご覧になってください。
日本とアメリカの見解の相違に驚きます!!
黄先生は週末の休みを利用して、山東省へ出張されます。
夜も遅くまで病院で仕事されています。
明日はアメリカ人の患者さんが4名みえる予定だそうです。
8月の外国人病棟の患者さんはALSの方が圧倒的に多く、
8月だけでも9人の患者さんがアメリカから来られるとのことです。
先日アメリカのCBSで黄先生のOEG移植手術に関する報道がされたらしく、
今先生のメールボックスには問い合せのメールが殺到しているようです。
今のところ日本人のALS患者さんは一人もいません。
私達も目の前でALSの患者さんが回復されるのを見ています。
今アメリカから来られている患者さんの一人は
「この手術に出会えたことは本当にラッキーだ」と
本当にとても喜ばれています。
自分の目の前で患者さんがどんどん良くなっていき、
患者さんが喜ばれているのを見るのは何よりも嬉しいことです。
ただALSの患者さんの効果は脊髄損傷の方と違い、時期が経つと元に戻ってしまうそうです。
患者の皆さんはそれを知っていてもやりたいと言われています。
私達は日本のALS患者の方々にこれを伝えるべきでしょうか?
目の前で良くなられているのは事実なのです。
報道で当センターが斡旋業者のようなことが書かれ、
私達は少し臆病になっています。
これを読まれているみなさんはどう思われますか?
患者さんが帰国の際、日本航空の方にとてもお世話になったので、
今日はそれを書きたいと思います。
患者さんは中国の飛行機会社で帰国されたのですが、
中国の飛行機会社の車椅子は大きく、飛行機内まで車椅子が入りません。
そこで日本航空に電話で問い合わせたところ、
(別の患者さんが帰国されるときに小さな車椅子があることは確認済み)
日本航空の車椅子を貸してくださるというのです。
自分の会社のお客様でなくてもサービスをする、、、
とても素晴らしいと思います。
また係りの方(中国人)もとても丁寧で、
「困っているときはお互い様」というようなことを言われ、とても感激しました。
もちろんJALは値段が高いので敬遠されがちですが、
今回の一件で私もJALに乗ろうかなと思いました。
(決して日本航空を薦めているわけではありません)
色々な人に助けられて仕事が成り立っています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は検査もなく体調もいいので、朝から北京観光をしました。
まずは車に乗り込み万里の長城へ!
昨晩、アジアカップ日本対中国の試合会場は病院からすぐ近くのところにあり、
今朝も日本のテレビ局が試合から一晩空けた球場の撮影をしていました。
そんなテレビカメラを横目に見ながらいざ長城へ。
今日は日曜日で北京郊外へ遊びに行く車が多く、長城までの高速道路も少し渋滞気味。
また少し霧が出ていたため、車窓からの風景もあまり楽しめず残念そうでした。
でも長城が見えてきた時はやはり
「おおっ、、すげー」と御家族の方と共に驚かれてました。
そして駐車場につき、少し車から下りて近くに行こうと思ったのですが、
今は中国も夏休みで、地方からの中国人観光客でいっぱいだったのと、
蒸し暑さとであまり近くに行けず少し写真を撮って引き返すことにしました。
とは言え、実際に見る長城は、思っていたより斜面が急だ、やはり本物だ!と
喜ばれていました。
その後は北京市内に戻り昼食、患者さんが初めて食べられる飲茶です。
病院の料理は口に合わなかったらしく(みなさんそうなのですが)
中華料理といえば病院の料理イメージし、少し敬遠されていたので、
日本食にしようか迷われていたのですが、
今日の飲茶はおいしく、本当に幸せそうに食べられてました。
これで少し中華料理のイメージが良くなったのではと少しほっとしました。
食事の後は頤和園へ、ここは西太后が避暑に来ていたため
別名「サマーパレス(夏の宮殿)」と言われているのですが、
今日の暑さは格別で、患者さんもだいぶ疲れてしまったので
昆明湖の辺りまで行き引き返しました。
頤和園はあまり見られませんでしたが、
部屋へ戻って「あの湖を人が掘ったの!?」ととても興味を示されていて、
もう少し時間があって気温が暑くなかったらよかったのに、、、と
とても残念に思いました。
北京は観光都市だけあって、観光スポットがたくさんあります。
手術のためで北京にみえた患者さんが、手術後観光されて喜ばれているのを見ると
本当に良かったなぁと思います。
車椅子で海外へ出るのは国内旅行に比べ大変です。
ただこの先もっとバリアフリーが進み、
車椅子の方も気軽に海外へ出れる日が来ればいいなぁと思います。
今日は朝から患者さんも調子が良いそうで、笑いの耐えない病室でした。
午前中 抜糸を行ったのですが、傷口の状態はとても良いそうです。
その後バルーンの交換等を行い、その後筋電図検査をしました。
筋電図とは筋肉や末梢神経の活動電位を評価することにより、
筋、神経疾患の診断を行うものです。
筋電図検査には随意収縮時の活動電位を評価する針筋電図検査と、
電気刺激を用いる誘発筋電図検査があります。
今日誘発筋電図検査の際、患者さんが手術前何も感じなかった所に感覚があり、
少し何かを感じるだけだった所に痛みがあるととても驚かれていました。
いや、とても驚かれていましたというより
めちゃめちゃ喜ばれていました。
昨晩患者さんがリハビリをしている時、
肩を動かすのがとても楽になったことを実感されたそうです。
感覚というのは眼に見えません。
患者さんの感覚がどのように変わったかというのを
具体的な数値で第三者に見てもらうことができればいいのになぁと思います。
「感じる」というのはとても奥が深いものです。
今日はマイアミの医師の最終日。
レベルチェックは患者さんが頑張りすぎて頭が痛くなってしまい途中でできませんでした。
とても一生懸命な患者さんなので一生懸命頑張りすぎてしまったのだと思います。
それから少しゆっくり休憩したらだいぶよくなったそうで、午後からMRIを撮りました。
今日は手術もなく病棟は静かでした。
優しい昴の曲が好きな看護婦さんが患者さんにトマトを食べさせて下さいました。
先生も看護婦さんもとても明るく優しいので病室はいつも笑いにあふれています。
ただ患者さんは中華料理に飽きてしまったようで、毎日食事に困ってみえます。
こういう時はやはりインスタントのお味噌汁でも日本食がありがたいようです。
今日日本食レストランに頼んだ牛肉丼のお味はどうでしょう?
アメリカからの患者さんはピザハットやサンドウィッチ屋さんでよく注文されています。
外国からの患者さんは皆さん食事に困ってます。
今日も北京は晴天です。
本日のマイアミの医師によるレベルチェックでは
左手の感覚が少し下がっていることが確認されましたが、
昨日、降屈ができたと日誌に書いたのですが、これはまだできていない、
降屈をする筋肉が動いていないと否定されました。
どの筋肉がどのように働いてどんな動きになるのか
私たちももっと勉強する必要があると実感しました。
マイアミの医師と話す時間があり、少しおしゃべりをしていたのですが、
アメリカには16の脊髄損傷研究センターがあり、
毎年30万人ずつ患者が出ている。
人数的な割合は多くないが
一度損傷してしまった脊髄は元には戻らない(といわれている)ため
患者は増える一方である。
そのため多くの医師が脊髄損傷について研究しており、
毎年700~800の論文が発表されているとのことでした。
日本の状況はどのようなのか後日調べてみます。
今日は朝から日差しが強く、外にいるとまるで焦げてしまいそうな日差しでした。
患者さんは昨日の夜寝つきが悪かったようで、今日は一日中眠そうでした。
夜11時半までリハビリをされたそうです!!!
本当にこの患者さんは努力家なので頭が下がります。
その成果か、今日新しい動きができるように!!!なりました。
昨日は背屈ができるようになりましたが、今日は降屈ができるようになりました。
御本人も少し驚かれていますが、先生はこの調子で頑張るように言われてました。
昼間も時間があると 手首を動かし、リハビリをされているのを見ると本当に胸を打たれます。
私たちスタッフもできる限りのサポートをしていきたいです。
追伸:今日はマイアミの医師のレベルチェックは医師らが手術立ち会いのためありませんでした。
今日も朝からマイアミメディカルセンターの医師がお見えになられて、筋肉などの
チェックを行われました。
感覚の変化は、今日は特にはありませんが、左手首の背屈をする筋肉が
動き始めたとおっしゃっていました。
診察の途中では、損傷の重度から見てもこのように早く回復の兆しがあるのは
今までに見たことがないと不思議そうなお顔をしていらっしゃいました。
先日から続いている頭痛については、午前11時半ごろ穿刺をしました。
主治医の先生がおっしゃるには色などの見た目から判断すると、
だいぶ良いみたいなので今のところ大丈夫でしょうとのことでした。
ご本人も午後には術後で一番気分が良いとのことで、一安心でした。
今日の患者さんの状況:
午前のレベルチェックでは両手首の力が強くなっているけれども、大きな変化はなし。
新たな筋肉の収縮はなしだそうです。午前中は調子が良く食欲もあったのですが、
午後からは微熱があるので穿刺を再度行いました。
昨日の穿刺の結果は良いそうで、今のところ特に問題はないだろうとのことです。
今日のレベル検査の際、マイアミの医師から教えていただいたのですが、
今は手首が上下(手の甲が床と平行になった状態で)に動けば、
補助具を使って物をつかんだりすることができるだけでなく、
車も運転できるそうです。アメリカにはそのような車があるそうです。
頚椎損傷の患者さんにとって手首のコントロールはとても難しいですが、
それができれば車が運転できるということになれば行動範囲が広がります。
この患者さんは手を横に向けた状態では手首を動かせるようになったので、
これからは手の甲を床と平行にして動かすリハビリです。
この動きには重力がかかるため横向きにして行うより難易度が増します。
これを読まれている方も一度試してみてください。
手首を床と平行にしたほうがやりにくいですよね!!!
今日も北京は青空が広がるよい天気でした。
患者さんが昨日の夜から、頭痛が続いているということで、
今日は午後から、穿刺という検査を行いました。
穿刺とは、患者さんの脳脊髄液を採取して検査することです。
試験管に液を採取し観察したところ、医師の話では、
透明度から見て、現在のところそんなに心配することはないとのことで、
私たちスタッフも、御家族の方も一安心をしました。
でも、もしこのまま頭痛が続くようなら再検査が必要とのことです。
今晩は安静にして、ゆっくりと休んでいただくことにしました。
明後日はサッカー・アジアカップの日本対バーレーンの準決勝戦が中国の済南で行われます。
早く体調がよくなられて、みんなで応援できるといいなと思います。