2005年01月31日

中国と医療2

 上海出張中に奥歯の詰め物が外れた為、昨日初めて歯科の中国人外来
へ行き治療しました。腕や手でおでこやあごを押さえつけられたため、歯より
もあごの方が痛くなったスタッフ田村です。

 主人の知り合いの奥様がシックハウス症候群による喘息と気管支炎で
入院、最近手術を行った際の話。

 数年前にマイホームを購入後、もともと体の弱かった彼女は塗料の有害物質
によりこの病気を患ってしまいました。彼女が呼吸をする度、電車が走り抜ける
音がすると言われるほど病状は悪化の一途を辿っていきました。

 そして今回入院し、手術を受けることになったのです。

 前回のウェブログ「中国と医療(2004年11月23日分)」で挙げたように、中国
国内の医療費は上がる一方で、入院手術となれば莫大な費用がかかり、しか
も仕事もできない(病気にもよるが、仕事があれば会社が費用の何パーセント
かを受け持ってくれる。)彼女は自費か保険に頼るしかなくなります。

 彼女は長年かけていた保険を使い支払いをすることにし、手術に臨みました。

 手術はうまくいきませんでした。命の別状はないものの、更なる長期入院を
余儀なくされたのです。そして手術費用の支払いも保険会社とのある交換条件
を承諾しない限り支払われないと言われたのです。

 保険会社とのその交換条件とは、従来の契約を打ち切り、新しい保険に入る
事でした。手術費用の捻出に困る患者を目の前にし、ここぞとばかり新しい契約
を取り付けようとしているのです。新しい契約と支払いは別の話では?

 外資の保険会社が続々と参入する中、国内の保険会社とその体制を問う声
も上がってきています。保険に関するトラブルは何処の国でも起こりうるので
しょうが、自らの体制を省みず、そのしわ寄せを弱者に被せるとは。

 華やかな発展の裏側、たくさんの”歪み”に巻き込まれた人々が毎日の如く報道
されています。ニュースにはなっていませんが、彼女もその1人なのです。

 その後のことは聞いていません。何より、彼女が元気で過ごしていることを
願うばかりです。

Posted by xiahoo at 08:59 | Comments (0)

2005年01月28日

今度は旧正月

 「上海之禍」の続きであるかのように、スタッフ李のお嬢さんまで発熱の
ためダウンとのこと・・・。怖いですなぁー(汗)何はともあれ皆様、この季節
十分お体に気をつけてくださいね~~。

 日本では元旦も終わり、新しい1年をスタートしたばかりといった
雰囲気の中、仕事や学業などに毎日専念されていることと思います。
 しかし中国では旧正月のため、これからが年末シーズン。今年は
2月9日が旧暦1月1日なのだそうです。

 今日、いつもお昼を食べるレストランに行き、いつものようにお昼を
食べたのですが、レジカウンターの壁に何やらピンクや白の紙が
2メートルの高さあたりまでズラリと貼られていました。目を凝らして
見てみると、何と旧正月のテーブル予約。こんなところ(失礼)に予
約入れてまでお正月を過ごすんだなぁ~と感心してしまいました。

 数年前からお正月を外食で済ます家庭が増えてきたということは、
テレビや新聞などで報道されていました。有名店になると、5年後の
お正月まで予約がいっぱいだとか。何もかもを外食で済まそうという
動きは共働き夫婦で核家族化してきている中国ではしかたのないこと
なのかもしれません。

 以前タクシーの女性ドライバーと話をしていたところ、彼女に10歳の
娘がいると聞き、「そろそろ料理に興味を持ち始めて、お母さんのお手
伝いをするんじゃないですか?」と尋ねたところ、彼女は「料理に興味
を持つどころか、食べるものは作るのではなくて買うものだと思って
いる」と答えました。話では、中国の主食である饅頭や餅といったもの
は昔、必ず家の中で作っていたが、今ではお金があればそんな手間
を掛けなくとも何でも買える。こねたり、蒸したりする苦労を子供達は
もちろん私たちも知らない、今からの時代教える必要もないだろうとも
言っていました。

 今からの時代、教える必要もない。お金で手に入る物が多い今こそ、
お金では手に入らない物を教え学ばなければならないはずなのに・・・。

 日本でスローフードを顧みる動きがあるように、数年後は中国でも
そんな考え方が広まっていくのかもしれません。

Posted by xiahoo at 09:00 | Comments (8)

2005年01月26日

上海之禍

 最近上海への出張が多いので、そろそろ出向か?と思って
しまう今日この頃、戻って参りました、スタッフの田村です。

 上海では1日に必ず一度はアンラッキーなことが起こります。
ローソンのレジで2人に順番を抜かされたり、スチュワーデスの
肘が思いっきり頭に直撃したり、横を通り過ぎようとした人の手
に握られた荷物が足に落ちてきたり・・・。とにかく痛いことだら
けです。風水で言うとこれは「凶方位」なのでしょうか・・・。たった
の5日間だけだったというのに、元気を奪われ、少々鬱気味です。

 やはり上海から帰ってきたばかりのスタッフ李は喉の痛みか
ら始まり、昨日今日と引き続き、発熱の為ダウン気味です。上
海には北京人を苦しめる何か恐ろしいパワーが潜んでいるの
かもしれません。

 上海は日本人向きの場所だなぁと感じてしまいます。気候は海
風の吹く穏やかなところで、料理の味はあっさり薄味、道路は細々
としているところが日本の景色を彷彿させるし、至る所にコンビニ
があります。確かに上海市内のどこへ行っても必ず日本語が聞こ
えてくるので、一瞬日本に帰ったのかと思わされるほどです。ハッ
と我に返って辺りを見回してみると、全てが漢字で表示され、消費
者金融や駅前留学の看板が見当たる訳もなく、やっぱり日本じゃ
ないのね、と気付くのです。

 そしてさらにどこに行っても並ぶ事を知らない人を見かけ、通り
の名称を知らないだけでオバちゃんタクシー運転手に怒鳴られ、
あぁ、ここは日本じゃないんだわーーーっ!と気付かされるのです。

 いくら日本人向きな所だとしても、いくら北京よりもコンビニの
おにぎりが手軽に手に入るといっても、再度上海に行くのは恐
ろしい。やはり上海に潜む何かが私をそう思わせているのでし
ょうか・・・。

Posted by xiahoo at 08:57 | Comments (42)

2005年01月21日

忘れていません

先週M様から年賀状が届きました。

今日はO様からメールが来ました。

便りを待つのを楽しみしている李が

それらを見て、うれしくて涙出そう。

この仕事のお蔭様で、たくさんの人と出会って、そして、分かれて、
いつの間にか、その人のことを心配してきました。

今どうなっていますか?冬になると風邪は引いてないでしょうか?
どうして連絡は来ないだろうか?毎日のリハビリは辛いでしょうか?
何か変化が現れているかしら?などなど。。。

遠い北京から皆様の健康を祈ります。


Posted by xiahoo at 09:11 | Comments (198)

2005年01月19日

思い出

いつもの田村さんは急に上海出張で、今日の日誌は、
あえて李が書かせていただきます。

二、三日前に、北京で手術を受けた患者さんのホームページを
拝見しましたら、あれ?骨折?をされましたと、
びっくりニュースがありました。

大丈夫かと思いながら、今日はそのページをまた見に行きましたが、
なんと!京都へ一泊二日?!
足は?大丈夫?しかもキングもMさんも一緒に?

でもちょっとは安心しました、京都までいけるくらいなら!

ほっとしましたら、羨ましくなってきました。

北京にいた時、四人で何回も食事とお酒をしましたね(^o^)。

未だ覚えていますか?そのお粥、そのグリンピースと牛肉炒め、
その二鍋頭、そのワイン。。。
そして、病院前のレストランにいつもお客を待っているおじさん。。。

なんといってもいまだにもはらはらしているのは、帰る前のホテルでの
風呂事故とあのピカピカになった車椅子。。。

今度、きっと何処でお会いしましょうね、美人の酒娘たち。。。

Posted by xiahoo at 08:28 | Comments (37)

2005年01月14日

再度西山病院へ

 皆様こんにちは。週末は眠くなってしまう(いつも眠いんですが)
スタッフ田村です。

 本日は西山病院へと行って参りました。まだまだ新人の私にとっては
今回が2度目となります。先日、同病院張建医師にアポを取ったのは
良かったのですが、何せ少し郊外に病院があり、しかも1人でどうやって
行けばいいのか分からず、バス停を目の前にして朝から困った事にな
っていました。

 2本のバスを乗り継ぎ、やっと到着したわけです(泣)前回、訪れた時
には李さんも植木さんもいましたし、タクシーだったし・・・うぅ・・・任せっ
ぱなしで申し訳ありませんでしたっっ!!次は1人でも行けますよ~!

 さて、病院の中でも少し迷子になったりしながらやっと病棟に辿りつ
きました。アポを取ったはずの張健医師は病室を回っており不在。
丁度いいところに来た張峰医師とお話をしていました。と、そこへ
黄医師がやってきたので、いろいろ伺ってきました。愚問ばかりを
投げかける私にも丁寧に答えてくれました。上海に出張したときには
こんな先生に出会う事はなかったですよ!バス乗り継いで来た甲斐が
ありましたぁぁ(号泣)

 そして今回何より気になっていたのは、リハビリルームと薬湯センター。
両施設のスタッフの方がとても親切でまたもや感激。今度のメルマガの
テーマです。

 今週末は中国語の勉強をしたいと思います。もぅ、最近ずっと自信
喪失しています。でも頑張らなくてはっ!!それでは、良い週末を!

Posted by xiahoo at 08:27 | Comments (33)

2005年01月13日

気になります

 センターよりお知らせです。ALS(筋萎縮性側索硬化症)のコンテンツを
ホームページにて近日公開予定。患者さんの受付をしておりましたが、
センターのHP上には情報を載せていませんでした。同病気の患者さん、
そしてそのご家族の方に見ていただきたいと思います。

 さて、タイトルを見てこっちの方が気になるわい!と思われたのでは
ないでしょうか。ここ数週間、私が入社してからこれまでに事務所ビル
付近でとても気になる事が起きているのです。

 中国が現在熱狂的なペットブームだというのは皆さん御存知ですか?
道を歩いているとワンコを連れた、もとい、ワンコに散歩させられている人
たちを必ず見かけます。

 ペットは車・部屋を購入する事に続くステータスの証、みたいです。
北京市は犬に限り”住民票”ならぬ”住犬票”のようなものを発行し、
犬に関する法律もあり、税金も払うことになっています。その税金
もなかなか高額ということも聞いています。この街ではペットを買う
にも車を購入するみたいな維持費が必要なのです。

 ペットを養うことができるのは一般市民の生活水準を上回る全てに
おいて余裕のある人達なはず、なんです。しかしどうでしょう、事務所
ビル付近はフンだらけ。それが片付けられることもなく放置してあるん
です。最近はその数が増えてきました。

 先日、中国各地で幼い子がペット犬に噛まれ狂犬病に罹り、ペット
ブームが引き起こした弊害ではないかと指摘するようなニュースを
目にしましたが、高まるペットブームによる弊害はペットが人にうつす
病気だけではないようです。

 現代社会の中で、本当のステータスを手に入れるには多少の責任
とモラルが必要なのではないか、そう感じました。

Posted by xiahoo at 08:59 | Comments (32)

2005年01月12日

暖冬ですが・・・

 今日、大学時代に同じ学部だった韓国人が実は同じビル内で働いて
いたという事が分かったのです。お互い顔を見れば分かるのですが、
名前はもちろん知りませんでした。名前を教えてもらいながら、今は
もうすっかり忘れています(韓国語の名前は覚えにくいので・・・汗)
名刺交換でもしておけば良かったとちょっと後悔・・・です。

 今年の中国はエルニーニョの影響で暖冬になるとニュースで言って
いました。確かにこの冬、北京の天気はとても穏やかです。

 暖冬、そして今年も無事に”暖気(鉄管の中にオイルや熱湯が流れ
ている暖房です)”が入ったというニュースが流れ(中国では各地決ま
った日に一斉に暖房が入ります)、室内が常夏のように温まるのを
首を長~~くして待っていました。

 ところが、先日こんなニュースを耳にしました。中国国内では現在
天然ガスを始めとする資源が不足しており、LPガスを使用している
車やバスの運行、暖房の運転を制限しているというのです。

 ショックです・・・。

 元々寒いのが苦手な私にとってとても痛い話です。そんな暖房の
制限に気付いたのは昨晩、一週間前よりも明らかに冷えている自宅
の暖気に触れた時でした。

 寒さに震えながら中国の更なる発展に貢献し続け、留学時代から
暖気には全くと言っていいほど恵まれていない、センタースタッフ田村
でした・・・。

Posted by xiahoo at 08:30 | Comments (29)

2005年01月07日

13億人目?

 スマトラ島沖地震の津波の惨劇とは対象に、このニュースは
何だか間の抜けた感じのするものではなかったでしょうか。
「中国、13億人目誕生」についてです。

 中国での人口抑制対策は、今から2000年前の漢王朝から
あったと言われています。そして1979年、”一人っ子政策”と
いう現代の人口抑制政策が布かれることになります。

 1979年といえば毛沢東が逝去し2,3年が過ぎた頃。毛沢東
は生前、中国共産党「富国強兵」のスローガンの下に、世の
母親達に未来を労働力を担う強兵を多く生みだすよう促しま
した。毛氏統率時代、人口は2倍近くに膨れ上がったと聞い
ています。

 毛氏逝去後、鄧小平は爆発的に膨れ上がった人口を指摘、
人口問題に取り組むようになりました。そして布かれたのが
”一人っ子政策”です。

 中国の13億人目は男の子だった。というニュースにふぅんと
頷かれる方がほとんどだったかと思います。しかし、このニュ
ースの中には一人っ子政策に対する疑問と政治的な新たな
動きがあることを示唆していたといいます。

 一人っ子政策が布かれた後、子供1人しか産めないために
子供の性別を出産前から知り、男の子だったら産む、といった
家庭が増え、まず男子の人口が女子人口を大きく上回りました。
そして近年の経済成長で晩婚化が進み、結婚しない若者が
増加。今では日本にも負けない少子化、高齢化が進んでい
ます。

 一人っ子政策が解かれる、という噂が国内で流れる中、
出産に関する法律がまた1つ増えるそうです。エコーなどに
よる胎児の性別鑑定をした者を厳しく罰するというもの。
出産前性別鑑定は男女差別や人権、倫理に触れるとした
法律なのだそうです。

 社会の流れに合わせて中国の法律が日々変わっている
とはいえ、結果には原因があるものです。全てガチガチに
固める法律だらけの世界になってしまうのでしょうか・・・。

Posted by xiahoo at 08:30 | Comments (0)

2005年01月06日

問い合わせ

 最近日本以外の外国の方から問い合わせが多く、スタッフ
田村だけが少々困ったことになっています。

 それは、英語です。

 世界中の人がセンターのホームページを見ているのだなぁ
と感動するも、英文を見ると冷や汗なのか脂汗なのか、毛穴
からとにかく変な汗が出ている感じがします。こんな時、学
生時代に母から言われた一言を思い出すんです。「英語
はちゃんと勉強しなさい。」はい。今ならこの言葉に対して
素直に頷けそうです。

 いいや、中学から高校まで英語やってたんだからなん
とかなるわい!と心で叫びながら、透かさず全部コピーして
ネット上の翻訳機へ。・・・。しかし翻訳された日本語はすで
に日本語ではなくなっていました。

 現在北京にいる患者さんはほとんどアメリカ人。取材を
する身でありながら情けない。彼らが言いたいとすること
も通訳を通し、毛穴という毛穴から変な汗をかき”smile♪
(口角あたりを引き攣らせながら)”。あー、きっと「ハロ
ーハロー」しか言えなかったと頭をうなだれるんだわ、私。
あまりにも見え過ぎた近い未来に怯えるのです。

でも、こんなことしながら何だか楽しく学んでいけるのかもし
れません。使用することを不可欠だと感じる事が一番の学習
法なのかな、と思いました(中国語だってそうですし)。そうす
ると中学から大学までの授業やテストは私にとってどうでも
いい、欠けてもよいものだった、ということになるんですけど・・・。

Posted by xiahoo at 08:45 | Comments (64)

2005年01月05日

薬膳料理

 北京では午後から雪が降り始め、外は一変にして銀世界と化しました。
雪が降ると交通の乱れから家に帰るのも大変になります。今日は一体
何時に家に帰り着くのか、今不安でいっぱいの私たちスタッフ二人です。

 万年冷え性のスタッフ田村は現在試してみたいと思っているものがあり
ます。それは中国の薬膳料理です。別に健康マニアというわけでもあ
りませんが、北京にいると気候の関係で特に冬は体が冷えてしまい、
血行も悪く、風邪もよくひきます。

 薬膳料理でよく謳われる”医食同源”は中国の周代王朝にいた「食医
(食べ物を管理する医者。そのまま?)」が始まりで、料理で身体を健康
にするという考え方が広がったと言われています。

 中国では冬を過ごすための食べ物をこのように言っています。
             
            「白菜豆腐保平安」

 民間薬膳の言い方なのでしょう。冬に白菜と豆腐を食べると風邪を
引かずに健康で過ごせるという意味です。

 西山病院に薬膳料理のレストランがあると以前から聞いてはいま
すが、まだ行けてないです。でもまずは「白菜豆腐保平安」の実践
からでしょうか。皆さんも水炊きなどを作るときにはぜひこの言葉を
思い出して試してみてくださいね。

Posted by xiahoo at 09:07 | Comments (21)

2005年01月04日

新年です!

 明けましておめでとうございます!!!
4日間のお休みをいただいたのですが・・・4日って
こんなに早く過ぎていいのでしょうかっ??!(号泣)

 先月31日0時に発行致しましたメルマガを読まれた方は
ご存知だと思いますが、2月の春節(旧正月)明けには西山
病院リハビリセンターリハビリ入院の受付をしていきたいと
思います。リハビリを通し皆様に手術以上の効果を上げて
もらうことがセンター今年最大の目標となっています。
 
 スタッフ李と田村2人で新しい年をスタート致します。
上記目標と皆様へのより良いサポートに全力を尽くして
いきたいと思います。今年も何卒よろしくお願い申し上げ
ます。

 先日ウェブログでも書きました事務所周りの景色で
すが、”廊下のサンタ”は依然としてニヤニヤしており、
シャンデリアの飾りはそろそろ埃っぽい感じがしており
ます。早く外しましょうよ・・・ね・・・。
 

Posted by xiahoo at 08:32 | Comments (0)