今日C型肝炎による肝硬変の神戸在住54歳のSさんを迎えました。
Sさんは中国のお父さんと日本のお母さんの間に生まれた方で、5年前からC型肝炎だと診断され、病態は段々進行して、肝硬変になってしまいました。今本人は表は元気そうに見えますが、検査の数値はすごく悪くて、疲れやすく、また血小板の数が少ないので、出血しやすいなどの症状があるそうです。
Sさんは中国人の血が流れているので、当センターのホームページをご覧になりすぐ中国で移植する事を決定しました。中国に親戚がいるので、いろいろ調べてもらった結果、やはり当支援センターは中国の中で唯一日本人を対称にしてサポートしていることが分かり、中国医科大学で移植することを決めました。
2時30分大阪からの飛行機は沈陽の桃仙空港に到着しました。私とセンターのスタッフ金は名札を持って、迎えに行きました。間もなくSさんは我々を見つけました。一見すると本当に病人とは思えない程です。簡単に挨拶を済ませ、乗用車の方へ案内して、病院の方へ直行しました。
車の中で、Sさんが何回もため息をついていたので、どうしてですかと尋ねると、「恐いですよ、また心配です」と答えました。確かにそうです。異国で移植を受ける為に、特に今回Sさん御一人で中国においでになったわけですから、心配するのも当然です。でも我々の支援センターの使命は患者さんの家族と同じように患者さんの事を親身になって全面的にサポートする事ですから、近い中にきっとその不安を取り除くことができますよ。今までに何人もの患者さんと接していますし、その自信は充分持っています。
早速中国にいる親戚に電話をかけて、話しをしていただきました。また親戚の方にこれからSさんに持たせる携帯の番号を知らせて、いつでも連絡をとれるように準備しました。
4時10分前に病院の方へ着きました。劉先生はすでに教授室で待っています。簡単に会話をしてから、李先生に入院手続きをしてもらいました。いつものパターンで明日から検査をします。
今日、入院手続きは一応済ませましたが、患者さんはかなり疲れているので、取りあえず、病院前のインターコンチレンタルホテルでくつろいでいただくことにします。