2005年07月06日

7月6日(水) N様退院・帰国おめでとうございます

 上海は昨日より雷雨、今日も一日朝より雨が降りました。やっと、まとまった雨があり、いつもは、うっとうしく感じる雨も今日は恵みの雨といったところで、この猛暑から一時開放されることが嬉しく感じます。実際、涼しくなり、しのぎやすくなりました。
 Nさんですが昨日の尿量は3000CC以上あり、本日、体温も平熱、血圧も160/90ほどで落ち着いています。朝はドクターが回診に訪れ、今後の服薬の説明をされました。
 本日も体調の方も問題なく、一日、お母様と一緒に荷物の片付けや帰国の準備に追われていました。大好きなお気に入りのクロワッサンやとうもろこし、ポテトサラダを少しずつ食べられ、食欲旺盛です。
 午前中、お母様がスタッフを招待してくださり、お茶をご馳走してくださいました。時間がたつのも忘れ、習いたてのロシア語と日本語が飛び交い、おしゃべり。Nさんは「みんながずっと一緒にいてくれて、中国に来てから今まで一度も泣いた事がなかった。」と言いながら涙ぐんでいました。そして何度も、何度も「スパシーバ、スパシーバ(ありがとう)」と。最後に病室でみんなそろって記念写真を撮りました。
 お母さんから、Nさんのために最後に『久光デパ地下』にパンを買いに行きたいと頼まれました。Nさんのお気に入りクロワッサンなどなどたくさん。飛行機の中で食べる分も準備。お母さんは「ここへ来るのも最後ね」と寂しいような嬉しいような表情。パン好きなウクライナ人が気に入るくらいここのパンはおいしい。
 その後、夜7時すぎ、領事館の職員さんが空港までの送迎、手続きのため来られ、私たちス
タッフもご一緒しました。空港でも本人さんはもちろんですが、お母様は「娘に未来を与えてくれて本当に感謝しています。中国のドクター、ナース、そしてあなたたちに支えていただき、無事に帰国できることとなり、夢のようです。いつか、ウクライナに遊びにきてください。そのときは私は、おばあちゃんになっているかもしれませんよ。(Nさんが結婚して子供を持つことが彼女の夢です)」と涙ぐまれていました。最後は抱き合い、スタッフも涙で言葉がでませんでしたが、姿が見えなくなるまで、いつまでもお互いに手を振りました。
 上海に来られてから一度も涙を見せたことのないNさんでしたが、本日はお別れをするたびに涙ぐまれていました。この1ヶ月あまり、お互いに言葉の壁を乗り越えようと懸命で、私たちも、遠い異国の地で不安をいっぱい抱えることがないように患者さんとその後家族をサポートできるように努めてきましたが、そのぶん、お別れも一段と辛いものとなりました。
 どうか、Nさんがウクライナでの第二の人生が順調にスタートされますように、私たちスタッフは心よりお祈りしております。

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2005年07月05日

7月5日(火) N様ママとニセモノ市場へ

 朝、N様のお母さんから帰国のためのカバンとN様の洋服を買いに行きたいとの申し出がありました。N様が来たときは上海はまだ涼しく、その頃の服では暑くてたまらないと。ウクライナDrも一緒に‘瀋陽南路,のニセブランド市場に行く事にしました。
 私たちは見るからに外人なので「ロレックス、ビトン安いあるよ」の売人にタカられ前に進めないほど。私の心配をよそに、お母さんは値切り上手。150元のラルフのシャツを50元と聞き間違え、強引にお買い上げ。350元と言われたスーツケースも100元しか持ってないと財布を広げ、お買い上げ。去り際にポケットから財布にお金を戻してるのを目撃。一方Drは、「ウチの商品壊したでしょ!」と、割れたセトモノを持った詐欺につかまってました。
 午後、朱Drから明日退院してもよいとの許可が下りました。N様の希望とウクライナDr・領事との話し合いの結果、明日の退院を決定しました。退院に向けて、N様は病室内で歩く練習をしています。
 

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2005年07月04日

7月4日(月) N様(腎臓移植手術後10日目) 本日、抜糸をしました

本日、Nさんは抜糸をしました。特に、痛みなどなく、問題ありませんでした。
お昼になって、お母さんの買って来られたパンやサラダを食べて、やはり、食欲旺盛です。
点滴を腕にしていましたが、ご本人が痛みを訴えたため、現在は足にしています。点滴が終われば、いつでも歩いてよいとのことで、医師は部屋の中、また、ベランダにも短い時間なら問題ないので、動くようにとお話がありました。
本日、腎臓移植の担当の朱先生より、クレアチニンの数値も正常になり、問題はないため今週の半ばころには退院できるとのお話もあり、ご本人、お母様にお伝えすると、早く帰りたいとの希望を言われ、とても喜ばれていました。少しずつ、体を動かし、体力をつけ、帰国に向けて準備をしなければ、、、、と楽しみにされています。

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2005年07月03日

7月3日(日) Nさん闘病記(腎臓移植・手術後9日目) 食欲旺盛、日々、日々、回復しています

Nさんは手術から9日を迎えました。日々、日々、順調に回復しています。
今日は朝、10時頃Drの回診がありました。手術前には200を超えていた血圧ですが、手術後には160台に下がってきていますが、やはり若干高めとのことで、引き続き薬の投与をしながら様子をみています。また、ヘモグロビンの数値が正常値に近いものの、本来、貧血傾向にあったため、アルブミンを投与して様子をみています。体温も37度と少し高めですが、Drの話によると、ドレナーチューブを抜いたことなどが原因ではとのこと。ご本人からは特に訴えはありません。ご本人が甘いものが大好きな為、血糖値にも気を配らなければなりません。正常値範囲内ですが、これからはコントロールしていかなければならないとのこと。また、本日は食欲が旺盛のあまり食べすぎ、少し吐いてしまったとのことですが、問題はないようです。ご本人のお気に入りは近くのローソンで買った茹でたとうもろこしです。昨日はなんと3本食べてしまったとか。今日もしっかり2本確保してありました。お母さんはそばで苦笑いです。やはり、ジャガイモのサラダとクロワッサンも毎日食べているそうです。
 尿量も順調です。日中だけでも4000を越えています。夜間も頻回にトイレに行くとのことでお母さんは「眠れないの」とやや疲れ気味ですが、「トイレにこんなに行くようになって、そのことがまた、うれしい」と顔をほころばせていました。本日はお母さんはスタッフと教会にいきましたが、娘さんの回復をこころより感謝され、涙ぐまれていました。お母さんにとって娘さんは命であり、娘さんが近い将来結婚し、お孫さんが誕生する事が夢だと語られていました。

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2005年07月02日

7月2日(土) N様トウモロコシ大好き!

回復の一途を辿るN様、食欲も日増しに出てきています。特にトウモロコシは目を見張るものがあります。茹でたトウモロコシを立て続けに3本!凄いです。それも元気になってきた証拠なんですね。昨日の尿量も4720mlあり、今日は一人でトイレまで行く事も出来ました。そして今朝は念願の洗髪をしました。エアコンを切ってから介護人とお母様とで一気に洗い、その後ドライアーで乾かしてと言う流れでスムーズに行われました。本人も「やっとスッキリした♪」とご機嫌でした。

午後からウクライナ領事館の方が様子を見に来られ、帰国について等の話をされていました。非常に中国語のお上手な方で、意思の疎通が比較的楽に済んでちょっとホッとしました。Drも「近日中には退院出来るでしょう」と仰っており、U様も母国への帰国を心待ちにされていらっしゃいます。

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2005年07月01日

7月1日(金) ウクライナN様

母親の愛情を一身に受け、今日もN様の容態は問題なしです。昨日の尿量は2640mlでクレアチニンも正常値内、血圧も138/90まで回復されました。Drの話では「数日中には抜糸出来ると思います」と言う事で、段々と帰国の日が近づいてきているようです。N様は手術前より顔色も良く、ロシア語の通訳を相手に中国語の勉強をしたり冗談を言ったりとよく喋ります。食事も昨日よりも多くとられ(ポテトやチーズ・パン等)お通じも順調です。因みにウクライナでは基本的に飲料水は炭酸水(!)だそうです。緑茶には砂糖(しかも固形)を入れますし…。所変われば…と言った所でしょうか。勉強に(?)なります。はい。

午後からはDVDを見たり睡眠を取ったり等して過ごされました。DVDは「プライド」(キムタクの)をチョイスされていましたが、全編日本語&中国語字幕の為、映像のみを楽しんでらっしゃったようです。ウクライナはホッケー盛んですから。途中お母様が、「日本の女性は皆さん綺麗なんでしょ?だってこのドラマに出てくる女性の方全員とっても綺麗よ」と質問されたので、笑顔で「その通りですよ。ウチの日本人スタッフも全員綺麗でしょ?」と答えると、非常にあいまいな笑顔をされていました。どうやら愛想笑いは世界共通のようです。

その他問題も特になく、今日一日穏やかに過ぎて行きました。N様は「明日は髪を洗いたい」とおっしゃっており明日ナースさん達と一致団結して対応する予定です。ナースさん達はN様の顔を見るたびに「お人形さんみたいねえ」と言います。明日は何回言うかな?ちょっと楽しみです。

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2005年06月30日

6月30日 ウクライナN様

外は完全に夏です。セミの声は聞こえないですが、気温だけ見れば完全に真夏。気温も湿度も不快指数も連日うなぎ上りな上海です。そんな上海の天気に触発されて(?)か、N様の容態もうなぎ上りで回復しています。昨晩の尿量も3000mlで、今朝はカテーテルを外し「動き易くなった」と喜ばれていました。そしてベッドから起き上がり病室で歩行の練習。少し眩暈がするとの事でしたが、久しぶりに娘の歩く姿を見てお母様も大変喜ばれる。娘が元気になっていくとお母様も元気になって本来の明るさを取り戻し、元気なお母様の影響で娘ももっと良くなっていく。その様に感じます。親子とはすばらしいものなんだなと改めて感じました。

その後お母様と上海市内の日系デパートへ食材を買いに行く。娘の為にと、彼女が大好きなクロワッサンの他、ポテトサラダやチーズ等も買われる。娘の回復がよほど嬉しかったのか、N様の好物を見つけると「これは食べても良いの?」、「これ位なら大丈夫よね?」と質問の嵐。まだ入院中なんですからピザはダメだと思いますよお母様。N様も徐々に口にする食べ物の量も増えてきておりまだまだ元気になっていくと思われます。我々スタッフも明るさを取り戻したお母様を見ていると、つられてこちらまで明るくなります。本当に素敵なお母様だなあと思います。

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2005年06月29日

6月29日(水) ママの手料理

 今日は午後からお母さんの希望で娘さんに野菜かゆを作りました。病院近くに住むスタッフの家のお台所を借りて、ジャガイモ、にんじん、セロリ、トマトなどの野菜を買い込んでいきました。もともと、ウクライナではこういった野菜かゆや魚のスープを日常的に食べられていたとのことで、お母さんは一日も早い回復を願う娘さんのために一生懸命作られました。その後、お部屋で娘さんは「久しぶりにお母さんの料理が食べられる。うれしい。」と野菜かゆを食べられました。ジャガイモが特においしいとのことで、一口ずつゆっくりとめしあがりました。お母さんも娘さんの食欲に喜んでおられます。  

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2005年06月28日

6月28日(火) ウクライナN様一般病棟へ

術後5日目を迎え、容態も日に日に回復へと向かっているN様ですが、依然としてICUでの治療が続いております。Drは「状態は極めてよい。何の問題もない」とのお話で近日中には一般病棟へ移れるのではないかとの事。毎日様子を心配しているお母様にとっては朗報です。

今朝も8時過ぎにお母様のお部屋に向かうと「昨日もあまり寝ていないの」とおっしゃっており、まな娘を心配する母親の気持ちが、疲れの見える顔色を通して伝わってきます。故郷を離れ遠い異国で、娘の回復だけを祈って既に3週間あまり。普段は我々に気を使ってか、明るく気丈に振舞ってらっしゃいますが、さすがに精神的・肉体的にも限界が近づいてるように感じます。そんなお母様を連れてICUへ。患者の安全の為に直接の面会が難しいため、ドアの隙間から覗く娘の寝顔を愛しそうに見つめるお母様。そんな姿を見ると少しでも彼女たちの願いを叶えてあげたいと強く感じます。今日も容態は問題なしとの事。Drより「やわらかい物なら食べても良いですよ」と言われ、お母様は娘に野菜のスープを作ってあげたいとの事。現在お母様が滞在されている病院内には厨房がないので、明日スタッフの家で作ることになりました。母の手料理を食べれば、N様もきっと喜んでくれると思います。

その後お母様と共に買い物へ。食料品等を買われ病院の方へ戻ると、Nsにいきなり呼び止められ、「今お部屋を消毒中だから入らないでください」と言われる。消毒?もしやと思いナースへ確認すると、N様がまもなくICUから一般病室へ移ってくるのでその為の消毒との事。慌ててお母様にその事を伝えると満面の笑みを浮かべて大変喜ばれる。つられてこちらも笑顔。ナースも笑顔。「ICUまで迎えに行かれたら如何ですか?」とのナースの提案に、お母様とすぐさまICUへ。ICUでは移動の準備がちゃくちゃくと進んでおり、お母様も待ちきれない様子。それからしばらくして移動用ベッドにてN様一般病室へ。久しぶりに娘の顔をしっかりと見る事が出来てお母様もホッとされたようです。病室では感染防止のためマスク・靴カバー・帽子を着用。室内では完全防備のお母様が、娘に5日分の愛情を注ぐかのように甲斐甲斐しく世話をされていました。Drの話では「若干血圧が高めですが、徐々に下がって来るでしょう。回復も順調です」との事で、これからN様が元気になっていくに連れ、お母様も元気を取り戻して行くと思います。何時もながら、患者さんが元気になる姿は、本当に嬉しいものだと感じました。

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2005年06月27日

6月27日(月) ママは娘が心配

朝、8時すぎ、ICUに行くと「手術あとが少し痛くて、夜良く眠れなかった。」とご本人さんは話されています。血圧は120/90でした。尿量も順調で1時間おきに200から250CCあります。クレアチニンはまだ、高めとのことですが、鎮痛剤の服薬などからも多少影響しているとのことで、その他に関しては基本的には正常の状態になっています。11時過ぎにお母さんに電話をかけられています。朝の痛みも消えて、また、お休みになっています。お母さんはICUの娘さんのお部屋の中に入りたいので、私たちスタッフが病院側と交渉しましたが本日は許されませんでした。感染予防を重視しているためですが、明日様子をみて、短時間の面会を許してもらえるように交渉しています。そのため、お母さんはICUの外から(娘さんのベッドが見えます)娘さんに手を振りエールを送りました。涙ぐまれていました。娘さんも手をふり、お母さんの姿が見えたことがとても嬉しく、心強く感じられた様子です。

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2005年06月26日

6月26日(日) ウクライナN様 術後2日目

 朝、Nさんのお母さんとICUに行きました。今日もお母さんは面会を希望しましたが、免疫抑制剤を投薬しているので、むやみに入らない方がいいとDrに断られてしまいました。Nさんは一番手前の病室にいて、ガラス越しに隙間からNさんが手を振っている姿を見ることができました。
 その後、お母様と教会に行きました。お母様は「スパシーバ(ありがとう)」と、イエスにずっとお礼を言っていました。そして、一日でも早い回復をお祈りしていました。
 Drから水の他にNさんの大好きなフルーツのジュースも飲んでいいと許可がおりました。お母さんが早速届けに行きましたが、今日は眠っていることが多く、残念ながら飲む機会がありませんでした。
 
 

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2005年06月25日

6月25日(土) ウクライナN様 術後1日目

 朝、Nさんのお母さんのところに行きました。お母さんは昨夜よく眠れず、朝は4時に目が覚めてしまい、洗濯をしていたそうです。
 一緒にICUに行きました。少しの時間だけNさんとの面会が許されました。
 Drから「すべて順調です」と伝えられ、手術部の痛みもないようです。

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2005年06月24日

6月24日(金) ウクライナNさん手術日

 Nさんは手術の当日を迎えられました。朝はやくから、既に採血、エコー、カラー・ドップラーや胸部レントゲンなどの検査がありました。また、9時過ぎごろ、遅く朝ご飯をとられ(とうもろこし、パン、サラダなど)そのあとも、ウイルス検査などをおこないました。体温も36.2度、血圧は高めで230/130でした。その際、降圧剤を飲まれ、その後点滴が始まりました。
 13時半よりインフォームドコンセントが始まりました。今回はウクライナ政府衛生部のドクターが付き添いに来られており、また、ウクライナ領事も参加されたいとのことで、家族や通訳など、大人数でのインフォームドコンセントとなりました。ドクターが一つの項目ごとに、内容を質問、確認され、ご家族もご質問をされ、納得が得られた上でサインをされています。手術中、手術後におこるさまざまな可能性、危険性について、お互いに納得がいくまで確認作業を繰り返しました。
 16時過ぎに、てい毛、浣腸などの術前の処置が行われています。Nさんは手術時間が迫ってくると、やや興奮傾向となり、頬もピンクに紅潮していました。お母さんはさらに、緊張してしまい、時々、涙ぐみ、「母親の気持ちなの」私たちに説明されていました。その後、OPの迎えが来るまで、お部屋で英語、中国語、日本語、ロシア語が飛び交い、めいめいが熱心にメモをとり、相手の国の言葉で話が少しでもできるようにと必死で覚えました。また、この手術前の時間にお互いの国の実情を尋ねあったり、笑い声、会話が途切れることがありませんでした。 その後、20時にOPの迎えが来ました。Nさんはみんなに「がんばって」と励まされ、手術室に向かいました。
 22時30分に腎臓移植の朱Drより、連絡があり、「無事、手術は成功、終了しました。」とのことで、思わず、おかあさんと抱き合い、歓喜の声を上げました。ICUに向かうと、既に本人の意識がはっきりしており、「今は何時?」「手術は終わったの?」と質問があり、血圧も110/80、排尿もすでに始まっており、状態は極めてよいとのことでした。お母さんは安心のあまり、泣き出し「本当に良かった、ありがとう」「スパシーバ」を繰り返し、抱き合いました。
 明日は朝、ICUを訪問し、お母さんが面会できる予定です。

 

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2005年06月23日

6月23日(木) ウクライナN様 入院

 8:00 入院は午後からになる為、朝一で検査結果に時間がかかるHLA検査に行きました。検査のため朝食を食べておらず、そのため降圧剤を飲めないので、血圧が200を超えてしまっているようです。HLA検査は10分ほどで終わり、ホテルに戻って朝食をとられました。
 2:00 入院手続きが完了し、ホテルから病院へセンタースタッフが荷物を運びました。
 病室はNさんのお母様とウクライナのDrのほかに、ロシア語通訳・センタースタッフも勢ぞろい。回診に来た先生も人の多さにビックリしていました。Nさんは大人気です。病室は日本語・中国語・英語・ロシア語が飛び交っています。
 
 

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2005年06月22日

6月22日(水) ウクライナN様

 午前 ドナーが見つかったという知らせを受けました。金曜日に手術予定。明日から術前検査入院。
 Nさんとお母さんに知らせると、うれしさの反面とても緊張している様子。
 1:30 透析開始。透析中、移植を担当する朱Drが診察に来ました。体調、血液成分の検査結果共に大きな問題はなく、Drは「安心してください」とNさんお母さんを励ましました。
 透析の間に、腎移植のためのPRA検査の採血をしました。
 こちらの病院で処方された漢方薬の効き目もなかなかよく、透析後も好調だそうです。

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2005年06月21日

6月21日(火)

 朝、9時頃、Nさんのお部屋を訪ねると、お母さんより「昨夜は体が熱くて、頭も痛かった。」とのことで、まだ、Nさんはベッドで休まれていました。血圧も200/110と高め。それから、朝ごはんを食べられ薬を飲むと血圧も下がり、気分もよくなったとのことで、お母さんとドクターと3人で動物園に行かれました。上海動物園は広くて、とても気持ちよかったようです。ただ、外は蒸し暑かったため、少しつかれ、その後はお部屋で休まれました。
 午後からは、顔色もピンク、表情も良く、話をしているときは笑顔でした。
 夜は大好きなクロワッサンやポテトを食べるとのことで、お母さんは彼女の好きな、トマトやきゅうりを用意すると話されていました。食欲が落ちないようにいろいろと気を配っておられます。

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2005年06月20日

6月20日(月)

 本日は午後から透析がありました。
血圧はやや高めで180/110、体重は41.5kg、本日あわせて肝臓の機能検査も行いました。血圧はやや高めが続いていることから、ウクライナからの付き添いのドクターも心配され、透析専門医の徐先生と話あい、新しい薬を処方してもらいました。
朝からは、血圧も高く、頭痛もあり、食欲も減っていましたが、透析を始めると、とても楽になり、おなかがすいたとのことで、パンを食べておられます。
その後、4時半には血圧は170/80に下がり、体重は40㎏になりました。
帰りにはお母さんと近所のお店により、果物やパンなどを買い、帰ってこられました。
明日は体調が良ければ、上海動物園を訪れてみたいと話されています。


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2005年06月19日

6月19日(日)

 本日は朝より上海市内にあるカトリック教会のミサに参加されました。朝、10時過ぎにでかけました。タクシーで10分ほどのところにある教会で、英語対応のため、多くの外国人が参加されています。約、1時間ほどでミサは終わりました。ウクライナでも毎週、ミサに出かけておられたそうで、ここでのミサは若干ウクライナとは違うとのことでしたが、本日もとても喜ばれていました。
 その後、Nさんはパンが大好きとのことで、日系のデパート地下でパンを昼食にとり、クロワッサンなどを買ってかえりました。昨日は、夜中におなかが空いて、2時ころ、おきてクロワッサンを食べたそうです。やはり、パンとサラダが一番良いようで、本日も日系のデパート地下のパンやさんがとても気に入られ、パンを3つ食べられました。朝の血圧が194/127と高めでしたが、薬を飲んで、落ち着いてきたそうです。
 ドナー待ちの状態が続いていますが、ホテル内での生活と外出とを上手に組み合わせながら、体力保持をしながら、手術を待っています。お母さんがそばについておられることが、Nさんを勇気付け、励まし、支えていると感じます。

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2005年06月18日

6月18日(土)

本日Nさんとお母さんは博物館へ足をのばされたそうです。朝から体調もよく、二人でどこかへ出かけようということになり、上海博物館へ出かけたそうです。博物館は広くて、本当に見ごたえがあり、感動したとお母さんが話してくれました。
お二人とも行動的で、Nさんの体調を見ながら、近くでの買い物や散歩を楽しまれています。ただ、上海は連日、暑さも増しており、外の様子を良く見ながら、出かけておられるようです。また、最近、Nさんは良く眠れるようになり、おかあさんは安心しているそうです。
 朝10時の血圧は162/110、午後18時30分は169/111とやや高めでしたが、身体的なコンディションはとても良いと話されていました。食欲も以前より増えたそうです。

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2005年06月17日

6月17日(金)

 前回の透析の後からも体調がよく、今回透析中の頭痛はなかったそうです。毎回、透析前・透析中に透析科の医者がウクライナのDrと、Nさんの症状や薬・透析の効果について、よく相談します。
 ホテルから病院まで、少し遠回りでも緑の多いコースを選んで散歩しながら行きます。足どりも中国に来た時よりもとても軽くなりました。

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2005年06月16日

6月16日(木)

 朝ホテル訪問。昨日の透析後、体調がよく、夜2時間ほどショッピング・散歩に出かけたそうです。
 午後3時 ホテル部屋でスタッフ持参のマッシュポテトとチキン・サラダなどを一緒に食べました。食欲もあり、体調がよいので、近々動物園に行きたいと言っています。  
 英語放送のTV番組をみたり、本を読んだり、クロスワードをして過ごされています。

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2005年06月15日

6月15日(水)

 昨日、Nさんはやはり、中華料理に慣れなくて、食欲が今ひとつとお母さんが言っていましたので、Nさんの好きなマッシュポテトの作り方を教わり、朝、作ってみました。バターと少しの塩を入れるのが好きだそうで、そのほかに、ボイルしたとうもろこしやきゅうりやブロッコリーのサラダを作り、持参しました。とても喜んで食べてくれたようです。 少しでも食欲が増すようにと願っています。
 また、本日は腎臓移植の朱教授とも会い、Nさんのお母さん、ウクライナからの付き添いのドクターと通訳とで、現在の状況や今後の治療の方針、また、移植について話をしました。ドナーが決まるまでは今までどおり、週3回の透析を続け、高血圧や貧血を改善していくように服薬も継続していく等の話がありました。また、ドクター同士の医療面での交流もされて、ウクライナのドクターはとても喜ばれていました。Nさんのお母さんは朱教授の話を聞き、安心して手術まで待っていますと話されました。

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2005年06月14日

6月14日(火)

 本日は顔色がよく、食事も睡眠も良好とのこと。昨日処方された薬の効果もあり、胸の苦しさがなくなったそうです。
 午前中、通訳と『豫園』に行きました。とても感動したと喜んでいました。観光の疲れもなく、午後はゆっくりホテルで休んでいました。

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2005年06月13日

6月13日(月) ウクライナN様

 昨夜呼吸が苦しくてよく眠れなかったそうで、午前中はベッドで横になっていました。お昼ご飯に誘ったのですが、食欲がないということで、ウクライナのDrとお昼を食べました。Drは中国人の庶民の味にも抵抗なく箸を上手に使って召し上がっていました。
 午後1:30 透析の為病院へ。前回の透析結果を元に、利尿剤・消心痛薬・貧血薬(透析後皮下注)を処方されました。
 N様のお母さんと、透析後にパンとジュースを買いに行きました。

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2005年06月12日

6月12日(日)

 10時半 Nさん・お母様・ウクライナからのDrと教会のミサに出席しました。親子は感激し、涙を流していました。私もNさんの手術の成功と1日でも早い回復を祈りしました。手術の前に教会でお祈りができたことに、とても喜ばれていました。
1時間半の長いミサのためNさんは少し疲れた様子。ホテルで休んだ後、遅い昼食に出かけました。

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2005年06月11日

6月11日(土)

 午後部屋を訪ねると付き添いのドクターが血圧を説明してくれました。朝はやはり、高めだったとのことですが、薬をのんで午後からは140/96 と低くなったそうです。昨日に比べてとてもコンディションが良いとドクターが話されました。
 お母さんは熱心なクリスチャンですので、明日は日曜日で、スタッフと3人で近くの教会にミサに行くことになりました。3人ともとても喜んで楽しみにしています。ところが、頭を覆うスカーフがないということに気がつき、とっさに私の持っていたハンカチを2枚だすと「これでいい」とすんなり、解決しました。その後もNさんの好きなジャガイモの話をしていたら、Nさんは急にフライドポテトが食べたくなり、お母さんと一緒にレストランへ行ってしまいました。ウクライナの方々にとってはポテトはとても大切な食のようです。

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2005年06月10日

6月10日(金)透析開始

 11:30 病院へ。Drに病歴や症状、ウクライナでの治療法・透析法を説明。Drによるとウクライナでの週2回4~5hの透析スケジュールがあまりよくないとの意見。週3回4.5~5.5hに変更することになりました。
 1:30 透析前45kg 血圧160/90 → 透析後43kg 140/90
少し頭痛がするが、ウクライナでの透析後よりぜんぜん気分がよいと安心しています。 

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2005年06月09日

6月9日(木)到着→ホテル

 昼ウクライナからNさんが到着しました。ホテルにチェックインの後、皆さんでお食事をしました。昨夜ウクライナ発、北京乗り換えの長旅のせいか疲れている様子。むくみも目立ちます。また中華料理が口に会わないのか、あまり召し上がってくれませんでした。
 食事の後、Nさんはホテルで休んでいただき、お母様を近くのスーパーや飲食店をご案内しました。できるだけウクライナの文化に近いもの探し、不自由がないようにと願っています。センタースタッフはロシア語ができないので直接会話ができないのが残念です。

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2005年06月08日

6月8日(水) ウクライナ新患者来中予定

 明日ウクライナから新しい患者Nさんが来中すると北京のウクライナ大使館を通して連絡が入りました。慢性腎不全・IgAの20代女性。お母様とDrも同伴で来ます。
 センタースタッフにロシア語ができる者がいないので、特別にロシア語通訳を頼みます。
明日は上海のウクライナ領事と共に空港に迎えに行きます。
 久々の外国人患者に上海事務所は緊張でいっぱいです。

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